初めてのファンイベント開催を予告
プレスカンファレンスでは、今年もニュルブルクリンク24時間耐久レースとSuperGT300クラスに参加することが発表されました。スバルテクニカインターナショナル株式会社の平川良夫社長は「量産(市販)車開発では、体験を伴う経験を得るのに年単位で時間がかかるが、レースではそれを2週間で集約できる」とモータースポーツの意義を強調し、ニュルブルクリンクとSuperGT、それぞれ昨年に出た課題を克服して戦っていく意志を表明しました。そして、3月10日にSTIとして初めて行われるファン参加型のイベント『STI MOTORSPORT DAY』開催を発表。例年行っているGT300車両、ニュルブルクリンク24時間レース車両のシェイクダウンに合わせ、一般のお客様も参加できるイベントを開催するとのこと。モータースポーツシーズン開幕に向けて盛り上がりそうですね。

力強く決意表明したスバルテクニカインターナショナル株式会社の平川良夫社長

2018年のニュルブルクリンク24時間レースSP3Tクラスを優勝したSUBARU WRX STI
NBR CHALLENGE 2018

SuperGTシリーズ第6戦「スポーツランドSUGO」を勝利したSUBARU BRZ GT300 2018
展示の目玉『FORESTER Advance Sport CONCEPT』
展示車両でひときわ人々の注目を集めていたのが、e-BOXERを搭載したフォレスターAdvanceをベースにしたFORESTER Advance Sport CONCEPT。足回りをSTIがチューニングするとともに、19インチアルミホイールやフロント6ポットのブレンボブレーキを装着し、足元から迫力を感じました。「本格的なSUVでありながら、オンロードの気持ち良さを両立したクルマです(スバルテクニカインターナショナル株式会社・森宏志氏)」。
インプレッサSportをベースとしたIMPREZA STI Sport CONCEPTは、ホワイトの車体にルーフが黒く塗装されたスポーティかつお洒落な一台。これまでのSTIコンプリートカーとは少し違う、新しい提案だそうです。「目指したのは欧州のスポーティハッチバックのイメージ。内装もボルドーに仕立てていて、質感が高いけどスポーティな方向を狙っています」と、デザインを担当した河内敦氏(株式会社SUBARU商品企画本部デザイン部)は語ってくれました。

FORESTER Advance Sport CONCEPT

IMPREZA STI Sport CONCEPT
お客様とクルマを一緒に作っていく場でありたい
STIは昨年設立30周年を迎え、STIギャラリーのリニューアルやファンイベントの開催など、オーナーやファンとの”絆”を深めようとしています。その”絆”を感じさせるのが。EJ20の30周年を記念したWRX STI Rally CONCEPT。WRブルーのボディカラーにゴールドのアルミホイールというカラーリングは、まさにお客様とともに歩んできた30年を象徴するような一台なんじゃないかと思いました。森宏志氏は「お客様とコミュニケーションしながら、クルマを一緒に作っていく場がオートサロンであると考えています」と語るように、ファンのみなさんとの対話の中に次の商品開発やイベント企画のヒントがあるようです。このような機会を利用して、ぜひ話しかけてみてはいかがでしょうか?

東京オートサロン主催の「東京国際カスタムカーコンテスト」のセダン部門で
最優秀賞を受賞したWRX STI Rally CONCEPT

LEVORG STI Performance

トークショーの風景。インタビューに応じてくれた河内敦氏(株式会社SUBARU商品企画本部デザイン部)、
森宏志氏(スバルテクニカインターナショナル株式会社 取締役 開発本部長)も登壇していました

今年の新しいBREEZEが初お披露目。左から 江藤菜摘さん、あやきいくさん、津田知美さん

GAZOO Racing 86/BRZレース 2018プロフェッショナルシリーズ 参戦車(井口卓人選手)

SUBARU WRX STI 全日本ラリー選手権2018年JN6 シリーズ優勝車(新井敏弘選手)

グッズ売り場も大盛況

STIパフォーマンスパーツコーナーでは、ドライカーボン製のパーツを実際に持って軽さを実感できました