SUBARU CYCLE FAN CLUB

走ることで社会に貢献。コロナ禍の中、活動を続ける国内ロードレースチーム

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で自転車のロードレースやイベントが次々と中止されており、国内外のチームや選手は、レース参戦はもちろん、満足のいくトレーニングもできない状況にあります。今回は、活動内容に制限がかかる中、国内のトップチームが行ってきたファンとの交流や地域貢献活動などをご紹介します。

WEBサービスを利用したトレーニング&ファンとコミュニケーション(チームUKYO)

2月に台湾遠征を終えてから、出場を予定していた国内外7つのレースが延期やキャンセルになっていたチームUKYO。チームミーティングでメンバーが一堂に会することはできないため、海外選手を含めネット上でミーティングを行っている状況。現在は各自自宅でのトレーニングでコンディションを維持し、レーススケジュール発表後すぐにトップコンディションまで高めていくことを考えているそうです。

そのような選手たちが自宅でのトレーニングとして取り入れているのが、バーチャル空間で自分の分身(アバター)がコース上を走るWEBサービス「ズイフト(ZWIFT)」です※詳細は前回の記事を参照。

〇チームUKYO公式サイト
http://www.teamukyo.com/

地域へ貢献するため、選手とチームカーでデリバリーを行う(那須ブラーゼン)

「地域密着」を掲げるチーム『那須ブラーゼン』は選手、自転車、チームカーというリソースを使い、2つのプロジェクトを通じて地域のためにこの状況下にありながら走り続けています。
ひとつ目のプロジェクトはチームと交流の深い地元の温泉旅館「湯守田中屋」の源泉をチームカーを使って自宅まで運ぶ「温泉デリバリー」です。

「4月以来、休業している田中屋さんから『湧き続ける温泉がもったいない』という相談を受けました。源泉を無料でテイクアウトすることはできたのですが、いっそのことデリバリーした方が貢献できると考えて行うことにしました」と語るのはチームのマーケティングマネージャー、樋口峻明さん。

好評につきすでに予約は殺到中で、希望者すべてに行き渡らない状況ですが「外出自粛でストレスを感じている地域の方へ恩返しできれば(樋口さん)」。

もうひとつのプロジェクトは「ブラーゼンEats」です。チームのホームタウン、那須塩原市、那須町、大田原市の飲食店のテイクアウト料理を自転車、チームカーで届けるフードデリバリーサービスです。配達料金は無料(料理代は別途)。

「5月18日現在、選手たちは「個人練習のみ」という制限の中で、トレーニングを継続しています。レース活動がない中、余った時間を利用することができると考えて発案しました。プロスポーツチームとして、レースなどを行うのはもちろんですが、地域密着型スポーツチームとして地域を盛り上げる、支えるという使命を遂行しています(樋口さん)」※ブラーゼンEatsの詳細は公式サイトを参照。

〇那須ブラーゼン公式サイト
https://nasublasen.com/

チラシの投函は自分の脚を使う(宇都宮ブリッツェン)

宇都宮をホームタウンに活動する宇都宮ブリッツェンは、
・集団やチームでのトレーニングを行わず個人練習がメイン
・インドアトレーニングを活用
・マスク、またはマスクに代わるものを着用
などのルールを設け、「密な状況をつくらない」よう配慮しつつ「いつでも参戦できるよう」各自トレーニングに励んでいる状況です。

「自分は栃木県宇都宮市の出身。自分が地域のためにできることは何かを考えた結果、”自転車に乗ってできる”ポスティングということを思いつきました。少しでもお店・地域の力になれれば嬉しいです」と語るのが、所属選手の堀 孝明選手です。

ポスティングするのは宇都宮市内の飲食店のもの。ゴールデンウィーク限定の活動で現在はポスティングは行っていませんが、ファンがSNSで拡散したこともあり「私の街にもポスティングに来ないのですか?」という県外からのと問い合わせもあったほど。かなり好評を得て地域に力を与えた活動になりました。

ポスティング時にはマスク、手袋、消毒液は完備。所属チームのサコッシュにチラシを入れて出動。

栃木県は緊急事態宣言が解除されていますが、県をまたぐ移動の自粛は引き続き要請されています(5月18日現在:栃木県HPより)。「まだまだ不自由な生活は続きます。第2回のポスティング企画は予定していませんが、"地元への恩返し"という観点から別の形の何かを行う必要もあると考えています(堀選手)」

〇宇都宮ブリッツェン公式サイト
https://www.blitzen.co.jp/

コロナ禍の中でも、応援してくれるファンや地域と共に走り続けているロードレースチーム。海外では無観客ながら野球やサッカーの試合が再開されるなど、少しずつスポーツの世界にも明るい光が見えてきています。今は健康を第一に、1日も早い"レース開幕"を待ちましょう!

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