SUBARU CYCLE FAN CLUB

デジタルジャパンカップを走ろう!
今注目のROUVY(ルービー)の世界

栃木県宇都宮市民にとってロードレースといえば、ジャパンカップサイクルロードレースです。一般市民にとってもスポーツ自転車は身近な存在で、ジャパンカップは地元で開催される一大イベントになっています。そんなアジア最高峰の国際ロードレースシーンでお馴染みの光景と言えば、選手とともにコースを駆け抜けるSUBARUのニュートラルカーです。

ニュートラルカーとは、大会側が用意する技術サポートカーのことで、中立の立場で各チームの選手の機材トラブルなどに対応しています。写真は、マビックカーの愛称で親しまれているマヴィック仕様のレヴォーグ。SUBARUは、ジャパンカップの冠協賛として2009年から長年にわたり大会を盛り上げてきました。

ところが、この2年間は世界的パンデミックにより大会自体の開催を断念。しかしながら、ジャパンカップは新たなスタイルの大会を実現してきました。それが最近注目を高めているデジタルの世界を駆使したオンラインバーチャルレースです。毎年参戦している世界一流プロチームの選手と国内チームの精鋭たちが世界各地からオンラインで参戦し、バーチャル空間で真剣勝負を繰り広げてきました。

今回は、そんなジャパンカップのオンラインレースを実現するプラットホームであるバーチャルスポーツアプリのROUVY(ルービー)をご紹介します。ジャパンカップのホームページ内には、「デジタルジャパンカップ」として独自のイベントページも立ち上がっています。

ところで、熱心なサイクリストにお馴染みのバーチャルサイクリングアプリといえば、ZWIFT(ズイフト)が知られています。ズイフトは、道路や景色、走行するアバターのすべてがCGで作成された完全CG世界をベースに、レース中にアイテムを駆使して戦略的にレースを展開したりとゲーム色も強いアプリです。すでに日々楽しんでいるサイクリストも多いのではないでしょうか。

いっぽうで、ROUVYは、実世界のコース映像をベースに、3DCGアバターを融合したアプリです。つまり、バーチャル空間なのに現地に行ってリアルに走っているかのような感覚で楽しめます。ジャパンカップの舞台になる宇都宮の森林公園の周回コースに自身を投影したアバターを走らせて、世界中のユーザー同士で一緒にライドができます。このリアルとバーチャルの融合がROUVY最大の特長です。

このROUVYならではの特長を活かして、ジャパンカップをはじめとして、国内外のリアルサイクルイベントがこぞってバーチャルレースを開催しています。ツールドスイスのデジタル版であるデジタルスイスや、ジャパンカップ、ツールドおきなわ。人気ロングライドイベントのツールドTOHOKU、YOKOHAMAサイクルスタイル、ヒルクライムレースの赤城山ヒルクライムなどがコロナ禍においてバーチャルレースという新しいスタイルの大会を実施しています。

ここからは、今年10月に開催されたデジタルジャパンカップの模様を振り返りながら、ROUVYアプリの特長を初めての人にもわかりやすく紹介しましょう。
まずは「ROUVY」アプリを無料ダウンロードしましょう。Windows、アンドロイド、iOSに対応し、アプリは登録から14日間分は無料で利用できます。スマートトレーナーとバイクの接続はじめ、基本的な操作はすベてこのアプリから行えるシンプルさはメリットでしょう。
そして、実際の世界にある道路や風景の中を走れます。もちろん映像の中の勾配の変化により、速度や足への負荷が変わりリアルそのものです。ほかのライダーの背後を走れば、空気抵抗を低減できて楽をして走れるあたりもリアリティを細かく追求しています。

ジャパンカップの舞台になる古賀志林道、サイクリストなら誰もが憧れるツールドフランスの舞台になるアルプデュエズなどの名峠やパリ・シャンゼリゼ周回など。それら世界中の道を自宅にいながらバーチャルサイクリングで楽しめます。想像するだけでワクワクが止まりません。

宇都宮市森林公園に設けられた1周10.3kmの周回コースが舞台になるジャパンカップ

人気ヒルクライムレースの赤城山ヒルクライムもバーチャルレースを開催

強風が吹き荒れることで知られる「プロヴァンスの巨人」ことモン・ヴァントゥ

サイクリストなら誰もが憧れるシャンゼリゼ大通りの周回コース

街自体が世界遺産の美しいチェコのプラハ

そして、これら美しく夢中になれる魅力的なコースを世界中にいるユーザーとオンラインでつながり、一緒にファンライドしたり、レースをしたりできます。アプリ内には実写映像の中をアバターが走行するオフィシャルコースが300以上公開されていて、好きなコースを選んで楽しめます。また、ROUVY社が全世界のユーザーに告知するオフィシャルレースやチャレンジイベントも頻繁に開催されています。

アプリ内には、当然ジャパンカップのコースも選択でき、いつでも走行可能です。あの古賀市林道の登坂区間など、トッププロ選手たちが駆け抜けるコースを自分の脚で体験することができるので、プロ選手たちの凄さを感じることができます。さらに、過去にジャパンカップのコースを完走したことのあるアバターの記録が残っているため、無作為にアバターを抽出して、コースインさせることもできます。つまり、プロ選手と一緒にスタートしてそのレベルを感じることができるのです。もちろん、自分と同じくらいの走力(完走タイム)をもつアバターをコースインすることで、いい具合に刺激をもらいながらライドを楽しめるでしょう。さらに、過去の自分自身を選ぶこともできるため、過去の自分に勝つことを目標に走ることもできたりします。

過去の自分のアバターを同時出走させることができるバーチャルパートナー機能は魅力的

2021年10月に開催されたデジタルジャパンカップでは、世界中のトップライダーたちによるバーチャルレースが開催され、そのレースの模様はYouTubeでライブ配信されます。世界中にちらばる各ライダーの映像も届き、実況解説やもあり、リアルレースさながらの盛り上がりを見せます。各ライダーの表情がリアルタイムに同時に観ることができるという点では、視聴者としてはリアルレース以上にエキサイティングかもしれません。
世界中のサイクリストがバーチャル空間を通してオンラインで参加しつつ、ゲストライダーがイベント会場に集結して一般参加者とライブ配信などとつながりながら一緒に走行するスタイルは、まさに次世代eスポーツの世界といえるでしょう。

今年秋には、プロリーグのJCL(ジャパンサイクルリーグ)とコラボして東京・丸の内にてリアルイベントも開催されました。そちらの模様はこちらです。リアルとバーチャルが融合したイベントの盛り上がりを感じてもらえるでしょう。

今回は、コロナ禍の中で生まれたバーチャルサイクリングという新たなスポーツの世界を体験できるROUVYの世界をデジタルジャパンカップを通して紹介しました。2022年、来年はリアルレースとバーチャルレースの併催ということになるかもしれません。いずれにしても、来年は3年ぶりにリアルのジャパンカップが開催されることを願うばかりです。

マヴィックと共に、日本国内の自転車ロードレースやサイクリングイベントをサポートするシマノテクニカルサポート。今度参加するサイクルイベントでこのスカイブルーのサポートカーを目にすることがあるかもしれません。

ROUVY公式ホームページ https://rouvy.com

ハシケン(橋本謙司)さん

スポーツ自転車を専門にする自転車ジャーナリスト。自転車専門誌やウェブメディアにて複数の連載をもち、スポーツ自転車の情報を広く発信。また、バーチャルスポーツアプリ「ROUVY」のプロモーションや、リアルイベントの企画・広報などにも携わる。 https://www.hashikenbase.com

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