SUBARU CYCLE FAN CLUB

あの夏の伝説のコースを巡る聖地巡礼サイクリング
山中湖~富士スピードウェイ~明神・三国峠

世界最高の選手たちが競った自転車ロードレースは東京都府中市 武蔵野の森公園をスタートし、神奈川県から山梨県、そして静岡県小山町の富士スピードウェイでフィニッシュしました。男子は244km、女子は147kmという距離に加え、獲得標高は4865m(男子)、さらに酷暑という史上、最高難度といわれるコンディションで開催されました。レース結果は皆さんがご存知のとおり劇的な内容でしたね。加えてコースの映像が素晴らしいと、サイクルロードレースファン以外の目にも止まりSNSでは自転車ロードレースがトレンド入りするなど、話題となったのが記憶に新しいところです。

お気づきの方もおられると思いますが、あのコースはいつでも走れるんです。
244kmすべてをトレースするのはなかなかハードですので、今回はレースのクライマックスにフォーカスしました。
山中湖を起点とし湖畔をまわり、フィニッシュ地点の富士スピードウェイを敬拝し、最後の勝負どころとして盛り上がった明神・三国峠を上ってプロの走りに思いを馳せる44.5kmの道のりです。
山中湖村は標高が約1000mあります。高所なので、低地よりもやや気温が低いのと空気も薄いです。身体を慣らすように序盤はゆっくりと走りだしましょう。

SUBARU IMPREZA STI SPORT

シャープなハンドリング、軽やかな加速で、まるでロードバイクのよう。走る悦びを感じさせるスポーツカー。
高スピード域へのポテンシャルが大きいので、高速道路ではストレスなく走れました。
ロードバイクならリアシートを倒せば1台乗せられるという十分な積載能力です。当然、アイサイトも搭載しておりセーフティなドライブを楽しめます。

前半はゆったり慣らし、後半の上りに備えましょう

山中湖交流プラザきららに駐車します。有料で1日駐車することができます。
山中湖湖畔にあり、今回のスタートフィニッシュ地点です。湖畔へのアクセスが非常によくサイクリングコースと接しています。きららからサイクリングコースへのアプローチの際、路面状況が悪いところがあるので必要に応じて車道側を通って避けましょう。

今回のスタート・フィニッシュは山中湖交流プラザ きららです。

きららからサイクリングロードへのアクセスは抜群。序盤は路面状況が悪いです。

山中湖湖畔はゆったりとした気分で走れます。

余談ですが山中湖から少し離れますが、富士吉田方面に進むと『山中湖 花の都公園』があります。取材当日は臨時休園でしたが、園外からでも花畑にアクセスでき、絶好の写真スポットにも行けます。開花予定はHPをチェックしてみてください。

山中湖村 花の都ではコスモスが咲き始める時期。秋を感じさせますね。

山中湖畔のサイクリングロードは湖畔の反対側の役場のあたりまでノンストップで走れるのであっという間に籠坂峠の起点まで進むことができます。愛嬌のある遊覧船「白鳥の湖」が運行していましたが、なぜか写真に納めたくなるのはなぜでしょうか。

日本一大きな遊覧船「白鳥の湖号」、映えます。

鯉を放流した時に建てた記念碑。文化財も豊富です。

自転車の大きなモニュメントが建てられていました。東京オリンピックの自転車ロードレースコースになった記念です。

旭日丘を「小田原・御殿場」方面に曲がり籠坂峠(距離2.4km、獲得標高114m)を上り、静岡県側へ。この旭日丘には自転車のモニュメントがあります。もちろん自転車ロードレースを記念したもので、記念撮影にもいいでしょう。

籠坂のピークはそっけなく停車しずらいレイアウトです。

下りはヘアピンもありますが、直線的でスピードがでてしまいがちです。

下りきって小山町へ。富士SWへの案内板もあります。

この峠は、短く勾配も緩いです。力を使い切らず余力を残していきましょう。ヘアピンもありますが、おおむね直線的で思ったよりもスピードが出てしまいます。クルマの流れも早いです。
下り切ったら小山町を抜けていよいよ富士スピードウェイ(以下、富士SW)に。針葉樹に囲まれた道を進むと富士霊園が。ここを過ぎると富士SWの西ゲートが現れます。ミライトワとソメイティがお出迎えしてくれますので、ぜひ一枚記念撮影を。

富士SWヘむかう分岐を間違えないようにしましょう。

西ゲートからの下りはサイクリングロードを走ります。

ランドアバウトは時計回りに進みます。侵入時の一時停止を忘れずに。

ここからは下り基調です。富士SWに沿って車道と完全に分けたサイクリングロードを進むと、ラウンドアバウト(環状交差点)に。時計周りに最初の分岐を進めば順路です。富士SWの東ゲートを過ぎてしばらく進むと、明神峠のバス停が。ここから最後のメインイベントです。

この山中湖小山線(県道147号)へ左折すると、いきなり激坂スタート! 県境までの標識が点在していますので残りの距離を把握しやすいです。

激坂で知られる明神・三国峠はそのスペック(距離6.7kmで獲得標高680m、平均勾配10%)どおり期待を裏切ることはありません。時速6キロで上っても1時間以上はかかります。山中湖まで水分・エネルギー補給ができませんので、上る前に用意しておきましょう。

ギア比はヒルクライム向けに軽く設定しておきます。序盤からインナーxローの軽いギアでいきましょう。ペースは息が切れないていどでイージーに。そのうちいやでもペダルを踏むことになります。
序盤は木々に囲まれていますが、しばらくすると下界を見下ろせる絶景が待っています。車寄せのスペースなどが点在しているので、交通の妨げにならなければ小休止してもいいでしょう。

絶景のヘアピンコーナー。この先から最大勾配18%の勾配が続きますので少し止まって息を整えるのもいいでしょう。路面がコンリートに変わり、勾配のキツさを物語っています。

車寄せポイントは混雑していなければ小休止のポイントになります。

日本代表の増田選手へのメッセージが残っていました。そして路面の様子が変わっています……。急勾配の証!

18%の峠はハードです。脚の力が完全になくなる前に停車して息を整えましょう。何度休んででもいいです。走り切れば大きな達成感が得られることは間違いなしです!
激坂区間は神奈川県の県境まで続きます(その手前に明神峠がありますが、見過ごすほどこじんまりとしています)。

この標識が目に入らぬか……。実際はもっときついだろーって感じです。

ようやく神奈川県境に。一瞬上りは緩くなりますが、ここで終わりではありません。

県境を過ぎると反対側の稜線をなぞるような道に。ここもスケールの大きな眺望が楽しめます。フラットな道はわずかですぐに三国峠までのラストヒルアタックに! これまでの勾配に比べればかわいいものですが、脚にダメージが蓄積しているので思うように進めないと思います。標高も高いですので無理のないように。
三国峠の頂には駐車場エリアがありますので、クルマの出入りには注意しましょう。

ここでようやく上りはおしまいです。お疲れ様でした!

ラストの試練を過ぎれば、あとは山中湖までは下り。ご褒美です。
富士山と山中湖の眺望を楽しめるパノラマ台は是非お立ち寄りを。この日最高の記念写真が撮れるはずです。
総距離50kmに満たないサイクリングルートですが、お腹いっぱいになりますよ。休憩をはさみながら走れば、上りきれるはずです。是非チャレンジして、プロサイクリスト等のスゴさの片鱗に触れていただければと思います。

ススキの大草原に囲まれた下り坂はどこか幻想的

パノラマ台の絶景ポイント。小休止を兼ねて撮影に立ち寄りましょう。

下り切った先のサイクルラック完備のハンバーガー店「SUGEEZ/スージーズ」に寄り道。オリンピアンたちも立ち寄ったという情報もあるので聖地認定! ということでライド後のご褒美にハンバーガーをいただきました。きららともほど近くアクセスがよいです。

さて、オリンピックコースのクライマックス部分を切り取って堪能しましたが、どうし道や南富士エバーグリーンラインなど走りごたえ抜群のルートもオリンピックコース入っています。こちらも満足できること間違いありませんので、ぜひ挑戦してみてください。

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