SUBARU CYCLE FAN CLUB

潮風を感じながら夕涼みを ! ロードバイク女子が行く夜景を愉しむ横浜ナイトライド

季節を問わず1年中愉しめる自転車。しかし真夏の猛暑の中を走るのはなかなか大変です。そこで今回は普段とは違う景色に出会えるだけではなく、暑気払いもできる夜景サイクリングを愉しみました。

夜景スポットが充実する街、横浜の海沿いを走る

横浜といえば日本、西洋、中国と、さまざまな国の文化が混ざりあい活気あふれる街。もちろん日中でも愉しめるスポットが多数ありますが、今回は比較的過ごしやすい気温になる夜のライドを試みました。

"暑気払い"ということで、長距離の移動はクルマを、近場は自転車を使ってあまり汗をかかない方法にしています。横浜周辺の夜景スポットはだいたい半径6~7㎞圏内に密集しているので、自転車を使った移動でも汗をかくほどでもありません。

登場していただいた丸山果恋さんは、ロードバイクのイベントやフルマラソンなどにも挑戦するアスリートですが、今回くらいの距離のポタリング(自転車散歩)なら、普段あまり運動習慣のない人でも問題なく走れると思います。「日中に来ることはあるのですが、横浜のナイトライドは初めて!どんな景色に出会うのかとってもワクワクです!(丸山さん)」

身軽に乗りたいので使うのはiPhoneと三脚のみ

近ごろはスマートフォンさえあれば、さまざまなことができてしまうのですが、今回の目的である"きれいな夜景"もスマホがあれば問題なく撮影できます。特にiPhone11、12にはナイトモードが搭載されていて、暗い場所でも人物と夜景を同時にきれいに撮ることができます。基本的にほとんどオートで撮影できるのもありがたいところ。

ナイトモードは周囲の暗さによってはシャッターを押してから2~5秒固定しておく必要があるため、その間カメラをブラさないことが大切です。そのために三脚は準備しておいた方がいいでしょう。三脚はコンパクトに畳めるものなら、バックパックに収納すればライドの邪魔にはなりません。

夕暮れ時からスタート

クルマを駐車場に停めて、横浜周辺で最大の公園、臨港パークからライドをスタートします。海を眺めれば遠くには横浜ベイブリッジ、後ろを見るとみなとみらい地区のビル群が望める、都会の中の憩いのスペースです。

夕焼け撮影のポイントは日が沈んでしまった後でも、ちょっと粘ってみることです。空の色は刻々と変化していて、日没後空が真っ赤に染まることもあります。実際にこの画像を撮影したあと、10分くらいすると・・・

このような空の色に変化していました。いわゆる「マジックアワー」といわれる夕焼けの美しいグラデーションの空です。この空が見られたのは時間にして5分ほど。貴重な時間はすぐに過ぎあっという間に日が暮れていきます。「こんなに綺麗な夕陽を見たのは久しぶりでした! お散歩中のご夫婦やランナーも思わずシャッターを切るほどうっとりの景色に出会えました!(丸山さん)」

この場所から海岸線に沿って走り、キレイな景色を満喫していきます。

横浜のランドマークとして知られる大観覧車「コスモクロック21」は、全高112.5mの世界最大の時計機能付き大観覧車です。普段は宝石のようにさまざまな色にクルクルと変化していくきらびやかさが特徴ですが、この日は例の"ピクトグラム"を映し出していました。タイミング悪く画像で抑えることができませんでしたが多くの人の注目を集めていました。

観覧車から走って約2分ほどのポイント。画像の上を通っているのがJR桜木町駅前と新港ふ頭を結ぶロープウェイ「ヨコハマ・エア・キャビン」です。日本では初めての常設都市型ロープウェイとのこと。運河と立ち並ぶビル群とゴンドラの景色はあまり見たことがない風景を作り出していました。「初めて夜の顔をみました!ゴンドラひとつひとつの色が違って近未来的!(丸山さん)」

奥に見えるのは大観覧車とともに、横浜のシンボルとなっているランドマークタワーです。地上70階、高さは296.33m、東日本でもっとも高いビル。日中の存在感も大きいのですが、日暮れ後の存在感、美しさもまたひとしおでした。さてその手前に見えるのは、かつて航海練習船として活躍した日本丸です。「太平洋の白鳥」や「海の貴婦人」などと呼ばれていた真っ白な船体が、夜に映えますね!

気温は30℃近いのですが、海から吹く風がひんやりと涼しくかなり快適。水分補給をしながら次のスポットを目指します。

歴史を感じる建造物、船も横浜の魅力

日本丸を後に約5分ほど。横浜赤レンガ倉庫に到着です。これは明治期に作られたレンガ造りの歴史的建造物で夜になるとライトアップされ、遠くに見える近代的な建造物との対比がまた横浜らしい雰囲気を醸しています。

赤レンガ倉庫から10分ほど走った所にある山下公園です。ここには氷川丸が係留されていて夜景スポットとしても人気です。「戦前の日本で建造され現存する唯一の貨客船。国の重要文化財の氷川丸を見ながら、あの部屋からはどんな景色が見えていたんだろう!と思わず想像しちゃいます(丸山さん)」

最後は丘の上からここまでのルートを眺める

横浜ナイトライドのゴールは「港の見える丘公園」です。横浜港を見下ろす小高い丘にあり、遠くには横浜ベイブリッジが望める絶好のビューポイントです。公園内にある「イングリッシュローズの庭」は、国内でも有数のバラの名所。時期的に見ごろは多少過ぎていましたが、潮風に混じってほんのりバラの香りも感じられました。また展望台からはスタート地点の臨港パーク付近から、観覧車、赤レンガ、氷川丸などを望むことができ、短いライドでしたが思いのほか充実感がわくコースだったと思います。

「最後は少し上りがきつかった。少し息が上がりましたが、頑張って登った人にしか見れないこの景色は、ご褒美になること間違いなし(丸山さん)」

今回のコースは約7㎞ほど。最後の公園の手前に多少の上りがあるものの、それ以外はほぼ平地。真夏でも涼しい海風を感じながら走れるので、夕涼みには最適です。また横浜という場所もナイトライドにはベスト。今回紹介したスポットはかなり代表的なスポットですが、紹介していないところも、あらゆるところが夜景スポットになるので自分だけのお気に入りの撮影場所を探すことも愉しめるでしょう。

  • モデル:丸山果恋/コミュニティラジオ局「渋谷のラジオ」で「渋谷自転車部」のパーソナリティーをつとめるロードバイク女子
  • 取材・構成:今 雄飛/スポーツブランドのPR業務を行うかたわら、自転車、トライアスロン、アウトドア関連のライターとしても活動中

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