SUBARU CYCLE FAN CLUB

都内からクルマで最短90分。富士と滝を愉しむ御殿場グルメライド!

都内からのアクセスも良く、極上の景色とグルメが堪能できる御殿場は、サイクリストにとって人気のスポットです。今回は御殿場周辺を半日で周れる総走行距離約40㎞のグルメライドコースを紹介します。

グルメと滝のエリアを自転車で散策

富士山の南東に位置する御殿場市。アウトレットなどでのショッピング、富士登山のスタート地点など幅広くいろいろな楽しみ方ができる地域です。またサイクリストにとっては富士山の麓を一周する「富士イチ」のルートの一部としても良く知られ、また富士山麓で採れる山の幸、相模湾から採れる海の幸が豊富なグルメの街でもあります。

今回はそんな御殿場をさらっと走って楽しめるグルメライドのコースを紹介します。上りが比較的少ないのでロードバイクだけではなく、クロスバイクや小径車でも十分に走れるルートです。

今回走ったルートは以下のとおりです。

1.時の栖(スタート)
↓約2㎞
2.カンコラ淵の滝
↓約7㎞
3.五竜の滝
↓約3㎞
4.ちっちゃな大佛しるこや
↓約3㎞
5.パノラマロード
↓約10㎞
6.魚啓
↓約7㎞
7.時の栖(ゴール)

総走行距離は約40km。ポイントからポイントまでの距離は最大で約10kmなので、自転車初心者の女性でも問題なく走破できるコースです。地元のサイクリストから聞いた、おすすめのグルメスポットをつないで走ることにしましたが、ルートを引いている途中に滝があることを発見。滝を周るとちょっと遠回りですが、自転車なら問題ない距離。腹ごなしの意味も込めてグルメと滝を愉しむルートを計画しました。

スタートは時の栖(ときのすみか)から

走りはじめは温泉施設やホテル、レストラン、そして広い駐車場がある「時の栖」から。クルマ×自転車のライドを計画する場合は、クルマを安全に停めておける駐車場は必須です。時の栖なら、クルマを駐車できるほか、ライドの後に買い物や温泉につかることもできます。このような都合のいい場所は簡単に見つからないと思いますが、みつけておくと、ライドをより楽しむことができるでしょう。※クルマを停めたままでOKかどうかは、事前に駐車場に確認することをおすすめします。

自転車を組み立てたら、ライドのスタートです。御殿場の6月から 9月までの暑い時期の平均最高気温は 28°C、最低気温は 21°C 。12月から 3月まで寒い時期の平均最低気温は -1°C、最高気温は 7°C 。当日は11月初旬でスタート時には16℃ほどあったので暖かくコンディションは良好。ただし11月は午後になると気温がグッと下がることもあるので、ジャケットやベスト、アームウォーマーなど体温調節ができるものを準備しておきましょう。

最初の立ち寄りポイント、カンコラ淵の滝

最初のチェックポイントは御殿場市唯一の滝、カンコラ淵の滝です。橋の上からも見ることができるお手軽な滝ですが、落差は3mほどありなかなかの迫力です。住宅街を進んだところにいきなり現れて驚きましたが、地元サイクリストによると、それがこのあたりの滝の特徴だとか。近くに駐車場がないので、自転車で眺めるのには最適な滝かもしれないですね。滝の周りの木々は桜の木が多く、春には桜と雪解け水で水量が増えて迫力を増した滝が同時に観られるでしょう。

静岡県の特別天然記念物「五竜の滝」

カンコラ淵の滝を後にして、黄瀬川に沿うような形で下流側に下っていくと次のポイント「五竜の滝」が見えてきます。向かうルートとして、国道246号は少し交通量が多く、車道を自転車で走りにくいので、246号に並走している県道を縫うように使うといいでしょう。

五竜の滝は裾野市中央公園にある滝で、5つの滝にそれぞれ雄滝、雌滝などの名前がついていて、水量が豊富な時期ははっきりと5つの流れが見えるそうです。11月のこの時期は水量が少なく写真のような3つの流れが確認できました。公園内には休憩できるスペースや自販機もあり、ひと休みして水分補給をするのもいいでしょう。

奥に見えるのが五竜の滝。自転車用のシューズが滑るので渡りませんでしたが、地元サイクリストによると吊り橋からの滝の眺めも最高とのこと。自転車用じゃないシューズがあれば行けたので残念でした。取材日はわずかに木々が色づいていましたが、紅葉や桜時期はかなり圧倒されるくらいの景色が観られるかもしれません。

富士を見ながら「おしるこ」でひと休み

五竜の滝を折り返し、7㎞ほど黄瀬川をさかのぼったところにあるのが「ちっちゃな大佛しるこや」。西安寺というお寺の境内の坂を上った先にある、知る人ぞ知る隠れた名店です。店名のとおり、ちっちゃな大佛と雄大な富士が出迎えてくれます。

お店の中にも席はありますが、天気のいい日は外のテラス席で富士山を見ながら甘味を味わうのがおすすめです。元々違う場所にあった「おしるこや」のファンだった現在の店主が、その味を引き継いでこの場所にお店を開いたのがはじまり。ライドの途中に立ち寄ってエネルギーを補給できるので、地元サイクリストにも人気のお店だといいます。

店名にもあるように名物はおしるこ。煮もちではなく焦げ目をつけた焼きもちを使うことで、あんに負けない香ばしさが加わるのこと。

白あんベースのおしるこに抹茶を加え、上品な甘さに仕上げた「抹茶しるこ(750円)」。特別に粒あんを小皿にサービスしていただきました!

お店の定番メニュー「粒あんしるこ(750円)」。香ばしい焼きもちとくちどけのいい粒あんのバランスが最高でした。口直しの塩昆布と交互に口に入れていけばもっと食べられそうな逸品。ごちそうさまでした!!

富士の麓に向かって走る。パノラマロード

富士山すそのパノラマロードは裾野ICと十里木高原方面を結ぶ、約4㎞の道路。長さはそれほどないのですが、目前に広がる景色を独り占めしている、そんな気持ちにさせてくれる道です。春は「菜の花&桜まつり」、秋は「コスモスまつり」と富士山と季節の花を愛でながら走れる道として3シーズンのサイクリングには最適です。

天気が良ければちょうど正面に富士山が「ドーン!」と見えるのですが、あいにく昼過ぎから雲がかかり美しい富士の姿は見えず・・・。春には右に桜、左に菜の花、そして正面に富士山が見えるそうです。いつかまた来たい!

大盛りなのに繊細。開店前から行列ができる有名店・魚啓

おしるこを食べてから約15㎞を走行。小一時間ほどしかたっていないので、そんなにお腹は空いていないのですが、次のグルメスポットの「魚啓」さんにお邪魔しました。ここは御殿場の山の中にある魚介中心の食事処です。週末ともなれば県外ナンバーのクルマがたくさん見られるほどの人気店。開店前から行列ができるほど。

名物は座布団サイズのかき揚げということですが(食べきると壁に名前が貼られるタイプのものです)、今回は自転車で来ているので自重し、スタッフさんおすすめの天丼(写真上:1000円)と極上海鮮丼(2160円)というノーマルなメニューをオーダー。季節によって具材が変わるようで、この日はさんまの天ぷらが加わっていました。

こちらが極上海鮮丼。20種類以上もの具材をちりばめた「玉手箱的」な色どりで大満足のどんぶり。まぐろ、生シラス、エビ、いくら、うに、アナゴなどが器にびっしり盛り付けられた人気メニューのひとつです。ネタはどれも新鮮で食べ進むうちにお腹が空いてくるほど。おしるこが効いていたはずですが、あっさりと完食。

朝10時すぎに出発してから、時の栖に戻るまで約4時間。食べた量は少し多い気もしますが、自転車に乗っているので罪悪感は少し薄れるような気がします。道が空いていれば都内から約90分で訪れることができる御殿場・裾野エリア。今回は「走る」「食べる」で、十分満足できるルートでした。

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