キックバイクを操作して「曲がる」ことは基本動作のひとつですが、「真っ直ぐ走る」や「止まる」とは異なる身体の使い方をします。ハンドル操作だけでは上手に曲がることはできません。身体の重心を曲がりたい方向に向かって内側に傾ける必要があります。
【キックバイクに初チャレンジ】Vol.6 キックバイクの上達方法 ➂カーブの曲がり方

視線を曲がる方向に向ける

ハンドルで曲がろうとすることは決して悪いわけではありません。しかし速い速度のまま曲がろうとしたときに、ハンドルを切ると身体が投げ出されて転倒する恐れがあります。
身体を傾けて曲がるためのポイントは、曲がりたい方向に視線を向けることです。そうすることで、曲がりたい方向に自然と重心が傾きスムーズに曲がれるようになります。

はじめのうちは怖さもあるため、手元か身体の近くの地面を見がちです。進行方向に視線を向けさせるために、親が曲がる方向に立ち、声をかけてあげるといいでしょう。子供の目線が上がり転倒リスクを下げ、顔と体を自然と内側に傾けられるようになります。
上達のコツはスラローム練習!!

慣れてきたらカラーコーンをいくつか並べて、腕だけでなく全身使って曲がる感覚をスラローム練習で覚えていきます。カラーコーンがない場合は、ペットボトルや空き缶でも代用できます。子供がぶつかっても簡単に倒れるものが良いですね。
小まめな休憩と沢山褒めることも大切

最初は思うように曲がることができないこともあるでしょう。親の立場として一生懸命に教えるあまり、子供が思うようにできない姿に親自身がイライラすることもあるかもしれません。
一番大切なのは、楽しく練習することです。まずは「遊び」であることを忘れずに!親子で楽しみながら練習すると上達も早くなります。はじめは小まめな休憩を取ってあげましょう。そして、子供が頑張って、ちょっとでも何かができるようになったらその分だけ、褒めてあげましょう!
カーブを上手に曲がるポイント
1.カラーコーンを使って曲がる感覚を覚える
2.曲がる方向の先に視線を向ける
3.小まめな休憩をとり、できたら褒める