自転車とは違い、キックバイクはサイズの種類が少ないのが特徴です。そのため、サドルやハンドルの高さを変えて子供のサイズに合わせるのが大切です。
サイズが合っていないと、バランスがとれずフラついたり、しっかりと走れなかったりする原因となってしまいます。せっかくのキックバイクが楽しめなくなってしまう可能性があります。
【キックバイクに初チャレンジ】Vol.4 キックバイクの上達方法 ①ポジション(正しいフォーム)

ポジション合わせ(セッティング)は大切な準備
「六角レンチ」があれば調整可能


「セッティング」というと難しく感じられますが、六角レンチなどがあれば簡単にサドルやハンドルの高さを調整できます。子供の成長具合に応じて高さを変えていきましょう。まずはサドルを調整していきましょう。

写真はサドルが低すぎる悪い例です。ひざが前に出すぎるようなポジションだと、思うように脚を動かすことができません。このような場合、ハンドルが低く腕が曲がることにもなります。腕が曲がりすぎると、路面からの衝撃をひじで吸収しにくくなります。これでは、思うようにハンドリングできず、子供にとって非常に危険な状態となってしまいます。

サドルとハンドルを高くします。写真のように両足がしっかり地面について、ひざが少し曲がったポジションになった状態になるのが正しいサドルの位置となります。ひじが軽く曲がった程度でハンドルを握っているため路面からの衝撃を吸収しやすくなっています。また、背筋が伸びているので、前が見やすく障害物にも気が付きやすくなります。ハンドリング性だけでなく安全性に優れたポジションになっていると言えます。

ハンドルの高さは「おへそ」より少し上くらいに合わせましょう。
ハンドル、サドルを正しい位置に固定できたら、グラつきがないかを確認しましょう。これらのパーツには思ったよりも大きな力がかかります。しっかり固定されていないと、危険ですので調整後には手でしっかりと動かしてみてきちんと確認しましょう。
ポジション合わせのポイント
1.ポジションが合っていないと上手に走れないだけでなく、危険です。
2.両足をつけて、ひざが軽く曲がる位置にサドルを合わせる。
3.ひじが軽く曲げられるようにハンドルの高さを合わせる。