バランス感覚と運動能力アップが期待できるキックバイク。登場した2000年代後半は「自転車に乗るまでのステップ」という扱いにすぎませんでした。しかし、今ではキックバイクそのものを楽しむ子どもが増えています。初めて購入する場合、どれも同じように見えてしまいどんなものを選べばいいのか、どんな種類があるのか、わからないことも多いのではないかと思います。そこで、今回はキックバイクにどんな種類があるのか、またその選び方について紹介してきましょう。
【最適なキックバイクの選び方】Vol.1 初心者でも楽しめるブレーキなしのキックバイク4選

キックバイクは何を基準に選べばいいの?
大きく分けてキックバイクには、「ブレーキ付き」、「ブレーキなし」の2種類のタイプがあります。自転車に乗るためのステップとして、子どもが小さいときからブレーキの練習を行い、より安全に乗らせたい場合は、「ブレーキ付き」タイプを選びましょう。もちろん、「ブレーキなし」のタイプであっても、きちんと足で止まる練習をすることで、安全に楽しむことができます。乗り方については、こちらをチェック!
注意していただきたいのは、ブレーキ付いたタイプであっても「公道は走れない」ということです。一般道を走るためには「“前後”にブレーキが付いていること」が条件になります。
ですので、キックバイクは公園や広場など安全な場所で楽しみましょう。
また、タイヤに関して、一般に大人が乗る様な自転車のようにチューブ&ゴムを使っているものや、やわらかいプラスチック樹脂を使っているものなど銘柄によって違っています。チューブを使用したタイプは乗り心地がいいのですが、空気を入れる手間がかかります。一方、樹脂製のものは空気を入れなくてもいいですが、少し硬めの乗り心地になるというデメリットがあります。
今回は、「ブレーキのなし」タイプを紹介します。いろいろな銘柄、デザインがありますので、気に入ったものを見つけて、親子でキックバイクを楽しみましょう。
あさひ「キッカー-F トレーニングバイク」

本格的な自転車と同様な振動テストを行い、強度に優れたフレームで安全性を高めています。クッション性のあるグリップや、コントロール性の高いハンドルなど、小さいながら本格的な機能をたくさん詰め込んだモデルとなっています。
ストライダー「クラシック」

キックバイクの代名詞ともいえる銘柄です。キックバイクの基本コンセプトを広めた先駆者でもあり、ユーザーが多いことが特徴です。独自レースなどが開催されるほど人気も高く、オプションパーツなども豊富です。「クラシック」はこのままで走ることが楽しめる基本的なモデルです。
トレック「キックスター」

スポーツバイクで有名なTREKが、子どもたちにいち早く自転車を楽しんでもらえるようにという願いを込めて販売されたキックバイクです。ハンドルが突然切れないようにする安全装着を装備するなど、コンパクトなボディにいろいろな技術が投入されています。
GT「ヴァムース12」

BMXやMTBの自転車で有名なGT。フレーム製造技術が高く、その技術はレースでも実証されています。GTのキックバイクはサドルをかなり低く設定できるのが特徴です。そのため、足つきがよくなっているので、比較的小さい子どもでも安全にキックバイクを始めることができるでしょう。
ポジション合わせのポイント
1.「ブレーキあり」、「ブレーキなし」の2タイプから選びましょう。
2.タイヤの素材やフレームデザインなどで選ぶ。
3.信頼できる自転車ショップから購入しましょう。