SUBARU CYCLE FAN CLUB

【子どものために学ぶ自転車メンテ】Vol.2 ボルトの「増し締め」で安全性を高める

自転車は可動部が多く、乗って楽しむうちにネジが緩んでくることがあります。そのままの状態で乗り続けると、操作ができなくなったり、パーツが外れたり、非常に危険です。そこで増し締めが必要となります。

目に見える緩みをチェック

今回は普段から気にしておいた方がいい、確認ポイントを見ていきましょう。ここを押さえておけば、すぐに大きなアクシデントが起こることは軽減されますが、数カ月に1回はショップで点検をしてもらうことで、より安全に自転車を楽しめます。

目で見てわかる不具合をチェックします。たとえばリフレクターやブレーキなど、ボルト部分は3か月に一度はゆるみがないかチェックします。隙間があいていたり、向きがおかしくなっているかを確認して、ドライバー、レンチなどで増し締めします。

ハンドルのグラグラは危険

ハンドルの中心部にもネジがあります。六角レンチ(アーレンキー)で止まっていますので専用の工具を準備してください。気づかないうちに緩んでくることがあり、重大な事故の原因になりますので特に注意しましょう。

タイヤを脚でおさえて、ハンドルを左右に曲げた時、ハンドル部分が動いてしまうなら増し締めが必要です。ハンドルがまっすぐになる位置で、しっかりと締め付けてください。

ペダルも緩みやすいポイント

ペダル部分もネジで取り付けられています。ペダルは常に動いている場所なので、緩んでくることが多いポイントです。ペダルの回転する方向とは逆にネジが切ってあって、緩みにくい構造になっていますが、時々、緩んでくるので注意が必要です。

モンキーレンチでも締めることができますが、ペダルの根本にレンチが入らないこともあります。その場合は写真のような「ペダルレンチ」という専用工具がおすすめです。

レンチを締める方向に注意する

締め付ける時はペダルがリアタイヤ側に来るように位置します。そして、レンチをペダルの根本にかけて、前方の下側に押し込むようにすれば、ペダルのネジを締めることができます。左側でも同様です。写真で方向を確認してみてください。

ブレーキを握りながら行うと力が入りやすくなります。
間違えると、力が入らなかったり、手元が固定できずに滑ってしまうことがありますので、しっかりと位置関係を覚えておきましょう。

もっとも重要なホイールの要

ペダルと同様に自転車が走っている時、常に動いているのはホイールです。このホイールを自転車本体に固定しているのがハブナットといわれるパーツ。このハブナットが緩んでいると、非常に危険です。走行中にタイヤが外れたりすることもあり、大きな事故につながる危険性が高いです。

スポーツタイプの自転車にはタイヤを簡単に脱着できるものもありますが、子供用自転車ではハブナットを使ったタイプが多くなっています。ハブナットはサイズがありますので、サイズにあわせたレンチを使って作業をしましょう。

自転車メンテナンスをする上で、増し締めは非常に重要です。緩みは目に見えないので、知らずにいると危険です。日頃から、緩みがないことを確認する習慣を身につけましょう。

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