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【子どものために学ぶ自転車メンテ】Vol.1 走りが劇的に変わるチェーンの掃除

自転車のチェーンは「真っ黒なもの」。
そんな風に思っている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。定期的に掃除をすれば、買った時のようなきれいな状態を保っておくことができます。
しかし、油汚れはなかなか強敵です。そこでここでは簡単にチェーンが清掃できる方法をご紹介します。

チェーンクリーナーを使って手軽にクリーニング

チェーンにはオイルが塗布してあり、それが砂やホコリ、汚れを吸着して汚れになります。そのままにしておくと、チェーンの動きが悪くなり、付着した砂などによって、チェーン自体を傷めてしまうことがあるのです。

それを簡単にきれいにするのがチェーンクリーナーです。チェーンにセットして、ペダルを回すだけでチェーンがきれいになります。ただしクリーナーを使う前には液剤などが飛んで自転車に付着するのを防ぐため、養生用のダンボールなどを準備しておきましょう。

洗浄剤を入れてセット

専用の洗浄剤をチェーンクリーナー本体に入れて、決められた水の量で希釈します。

適切な濃度、量を入れないと本来の洗浄能力を発揮できませんので、しっかりと規定濃度と量を確認してください。

動きを確認してチェーンにセット

洗浄剤の準備ができたら、チェーンにクリーナー本体をセットしていきます。中の液剤がこぼれないように、チェーンを挟み込んで、フタを閉めます。斜めに取り付けてしまうと、スムーズに動かなくなります。チェーンに対して並行になっているかを確認します。

クリーナーの内部には、チェーンに引っかかり、歯車を回すギアが入っています。このギアのコマとチェーンのコマがしっかりとリンクする位置にセットするのがポイントです。スムーズに動くと、ブラシがしっかりと汚れを落とし、シャンプーが効率よく循環します。

ペダルを回して汚れを落とす

チェーンクリーナーをセットしたら、ゆっくりとペダルを逆回転に回していきます。ホイールが空転する方向です。その時クリーナー本体は左手でしっかり固定しておきます。斜めにならないように、スムーズに動く位置を探してみましょう。

約20〜30回、ペダルを回したら一旦終了です。チェーンクリーナー本体に入れた洗浄剤の色が汚れているのを確認できます。取り外すときも中の液剤がこぼれないように慎重に器具を外してください。

しっかりとすすぎをしましょう

次にチェーンクリーナーに水を入れて、洗浄の時と同じようにセットします。そして、ペダルを約20〜30回まわすと水が汚れてきますので、水を捨ててきれいな水を入れ直してください。これを2回ほど繰り返し、水が泡立たなくなったら、チェーンのすすぎは終了です。

ここまで来ると、見た目の汚れが落ちているのを確認できるばかりか、チェーンの動きがスムーズになっていることに気付くと思います。チェーンクリーナーを取り外して、ウェス※1などで水分を拭き取ってください。そのまま放置するとサビが発生しやすいので注意しましょう。

※1 機械類の油を拭き取ったり、汚れ・不純物などを拭き取ってきれいにするために用いる布

注油してチェーン洗浄終了

汚れを落として、水分も拭き取ったら、チェーンに注油します。いつも使っているオイルでかまいませんので、全体になじむように塗布してください。油がチェーンの動きをスムーズにしながら汚れも防いでくれます。

チェーンクリーナーを使えば、作業の時間も短くなり、確実に汚れを落とします。手軽に作業できるので、チェーン洗浄の回数も増えそうですね。これでチェーンを常にベストな状態にキープすることができるでしょう。

きれいなチェーンは動きも見た目もよく、自転車に乗っていても気持ちいいものです。きっと自転車に乗る回数も増え、運転にも心の余裕が生まれることでしょう。それだけチェーン洗浄は大切なことです。

チェーン洗浄のポイント

1.洗浄剤の濃度と量に注意する。
2.洗浄した後はしっかりとすすぐこと。
3.洗浄後はしっかりと注油をすること。

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