SUBARU CYCLE FAN CLUB

【子どもに教える自転車の乗り方・基本編】Vol.1 「ポジション(サドルの調整)」

大人にとっては日常的なことかもしれませんが、子供にとって自転車に乗ることは冒険のひとつと言ってもいいかもしれません。そんな大切な冒険をより楽しいものにするためのポイントをこれから数回に渡って紹介していきます。

基本となるのが、サドルの高さなどを合わせる「ポジション調整」です。調整がうまくいかないと、上手に自転車に乗れないこともあるほど。大人、子供に関わらずポジション調整は大切なことなので、しっかり学んでおきましょう。

サドルは高すぎず、低すぎない位置に

ポジションの調整は子供がひとりで行うのが少し難しいので、最初のうちは大人がしっかりとサポートしてあげましょう。まずは子どもの体型に合わせて、サドルの高さを調整します。
基本的な考え方は、自転車に乗る時、バランスの取りやすい位置に調整することです。サドルにまたがった時、子どもの足の状態を確認してみてください。

膝が曲がっている状態では低すぎです。上り坂がきつくなってしまいます。

地面に足が着いていないのもよくありません。お尻に負担がかかるだけではなく、いざというときに足が着かないのでかなり危険です。

ベストな状態は足のつま先部分が地面に着いている状態です。

具体的に言うと、親指の付け根(母指球)が地面に着く程度です。このサドルの高さであれば、ペダルをこいだ時にむりなく足が伸びて力がかかりますし、いざというときもしっかり足が地面につきます。

サドルの調整はシートポストとフレーム接合部分のネジを緩めて調整します。

アーレンキー(六角レンチ)を利用するタイプが多いので、この機会に工具をそろえておくのもいいでしょう。

ハンドルは緩みがないかを確認する

サドルの高さを調整したら、ハンドルのチェックもしておきましょう。ハンドルは画像の部分(ステムといいます)のネジを締めて固定します。

フレームとの接続部分もチェックしましょう。

ハンドルを左右に動かして動かないか緩みがないか、ハンドルが曲がっていないかを確認します。

しっかりと調整をしてあげれば、子どもはすぐに自転車に乗れるようになります。また、上達が早ければ、自転車の楽しさも大きくなります。自転車の調整で、子どもたちにとって大切な自転車に乗れた日をサポートしてあげましょう。

ポジション調整のチェックポイント

1.サドルはつま先が軽くつく位置に調整する。
2.ハンドルは乗車前に緩みがないかをチェックする。
3.ポジション調整のためのアーレンキー(六角レンチ)を準備する。

●取材協力:管洋介さん

国内の有望な若手選手の育成、安全啓蒙を指南するAVENTURA CYCLINGの代表。プロカメラマンでもあり、自転車雑誌の製作に長く関わる。また一般向けにライディングのアドバイスも行っていて、初心者向けのライディングレッスンなどを多く手がける。

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