自転車を安全に乗るためには、しっかり止まることが大切です。そのため、ブレーキがしっかり効くかを確認してから自転車に乗るようにしましょう。またジュニア用の自転車に変速機がついている場合があります、ブレーキと同時に変速機のチェックもしておくと、走りがスムーズになります。
【大人が選ぶ子供の自転車】Vol.8 「メンテナンスの基本/ブレーキのチェックとサビ防止」

まずはブレーキレバーを握って“効き”を確認する

まず自転車に乗車する前にブレーキレバーを握って、自転車を前後に動かして“効き”を確認しましょう。動かした際にタイヤが動かなければOKです。

ブレーキを握るときは4本の指をレバーにかけて握るとしっかり握れて安全です。子どもの場合、手が小さく指2本しかとどかないこともあるでしょう。その場合でもレバーが確実に握れるように、握り幅の調整ができますので、購入の際に自転車ショップで調整してもらうようにしましょう。

ブレーキの効きは乗車前に必ず確認する必要がありますが、3か月に1回ほどは「ブレーキシュー」の減り具合を確認します。

タイヤの上側から見て、ブレーキシューの矢印の部分をチェックします。この部分の溝がなくなったときが交換のサインです。ブレーキシューは直接安全に関わる部分なので、交換は専門ショップにお任せしましょう。
ブレーキのチェックポイント
1.自転車に乗る前にはブレーキレバーを握って効きを確認しましょう。
2.ブレーキシューが減っているときは、お店で交換しましょう。
専用オイルを使ってサビを防止する

ブレーキシューのチェックをするついでに、サビやすい部分に潤滑オイルを、3か月に1回くらいの頻度で注油しておくと、自転車をきれいな状態で保っておくことができます。特に屋外の駐輪場に自転車を停めている場合は、定期的にメンテナンスをしましょう。注油する量は軽くシュッとひと吹きでOKです。

ハンドルの固定部分のボルトは、上向きに取り付けられているので水分がたまりやすくサビやすいポイントです。

子ども用の自転車は後輪部分にカギが装備されていることがあります。ここもサビやすくカギが開きにくくなるので、必ず注油しましょう。

スタンドについているバネの部分もサビやすく動きが悪くなることがありますので、しっかりと注油しましょう。
サビ防止のチェックポイント
1.3か月に1回は各部位に注油しましょう。
2.注油するオイルは自転車専用のものを使用しましょう。