一番簡単な自転車のメンテナンス方法は知っていますか?
いきなりですが質問です。一番簡単な自転車のメンテナンス方法は知っていますか?
答えは・・・タイヤへ「空気を入れること」です。
これは一番簡単で一番重要なメンテナンスと言えます。
お店でこんなことを言うと、意外な顔をされることもあるのですが、タイヤは地面と自転車が接するただ一つの部分です。ここに問題があると、スムーズに走れないだけではなく、パンクなどのトラブルも引き起こします。
これは子供用の自転車も大人用も変わりがありません。自転車に乗る前にはきちんとタイヤに空気が入っているかを確認してから乗るようにしましょう。思った以上にタイヤの空気は抜けやすいので、基本的には3~4日に一度は入れるように心がけてください。
ここでは正しい空気の入れ方、さらに空気がきちんと入っているか確認する方法をレクチャーしていきます。
子供用自転車の多くは写真のような「英式バルブ」を採用しています。
写真のようなよく見る一般的なクリップ式の口金であれば、英式バルブのタイヤに空気を入れることができます。
先端の黒いキャップを外したら、空気入れの先のクリップ式の口金を装着します。
口金をしっかり装着できたら、空気入れ本体を足でしっかり押さえながら空気を入れていきます。空気が入るとタイヤ内の空気圧が徐々に高くなり、ハンドルを押す力が必要になってきます。腕の力だけでは入りにくいので、身体全体を使ってハンドルを押し込みます。
ある程度空気を入れたら、タイヤを押して空気圧を確認します。この際に地面に接する面(トレッド面)を押して確認しがちですが、これはNGです。トレッド面は固く、押し込んでも固さが分かりにくいためです。
空気圧を確認する場合はタイヤサイドを挟んで確認しましょう。指でグッと押して凹まないくらい入っていればOKです。
適正な空気圧を確認したい場合は、写真のようなメーター付きの空気入れを準備しておきましょう。適正空気圧はタイヤのサイドに数値が記載されているので、その範囲内の空気を入れるようにします。