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SUBARUの歴史

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1992年11月 初代インプレッサ発売

この時期の世相
日本人宇宙飛行士・毛利衛さんがスペースシャトル「エンデバー」に搭乗
東海道新幹線「のぞみ」運転開始
国家公務員の週休2日制がスタート
SUBARUのお客様層を拡げた新たな個性 レガシィとジャスティの中間のニーズを担う新型モデルとして、1992年発売。「ハードトップセダン」「スポーツワゴン」の2つのボディタイプをラインナップ。「ハードトップセダン」には1.5L、1.6L、1.8Lという3種類のNAエンジン搭載モデルの他に、2.0Lターボエンジンを搭載した「4WDピュアスポーツセダンWRX」がラインナップされました。
 一方、セダンと同一の全長を持つ「スポーツワゴン」は、そのコンパクトなボディや「スポーツワゴン」という新しいコンセプトが若い女性にも好感を持って受け入れられ、現在のインプレッサSPORTに繋がるモデルとなりました。
コンパクトなボディに走りと品質を凝縮 インプレッサという車名は、「紋章」「金言」などの意味を持つ英単語「Impression」から作った造語。SUBARUのテクノロジーをベースに、若さ、軽快さ、スポーティなどのイメージを付加して、新しい時代に新鮮な印象(=impression)を与えるクルマとなるようにという想いも込められていました。
 コンパクトなボディにレガシィのプラットフォームをベースとした高いシャシー性能やAWD性能が凝縮された初代インプレッサは、8年にわたるモデルライフの中で、その名前に込められた想いに応えるかのように、様々な話題を提供したモデルとなりました。
ニュルブルクリンクへの挑戦 1992年10月、ドイツのニュルブルクリンクでは「インプレッサWRX」のタイムアタックが行なわれました。コースに一部ウェット路面が残る悪コンディションの中でありながら、当時の2Lクラスとしては驚異的な8分28秒93というタイムを記録。ちなみにこの時のドライバーはモータージャーナリストでレーシングドライバーの清水和夫氏でした。インプレッサWRXはこの後も折あるごとにニュルブルクリンクでのタイムアタックを行ない、第2世代インプレッサWRX STI(E型)のspec Cで、遂に8分の壁を破る7分59秒41という記録を樹立します。2008年からは同コースで開催される24時間耐久レースにエントリーし、度々クラス優勝を飾っています。
初代 WRX STi
STIコンプリートモデルのはじまり 93年からレガシィに代わりWRCへの参戦を開始したインプレッサ。その活躍を支えるSTIがプロデュースするモデルとして、94年「WRX STi」を発売。以降、初代インプレッサWRXのモデルライフにおいて、STIバージョンⅡからバージョンⅥまで年々進化を続けました。1995年から1997年まで3年連続でWRC(世界ラリー選手権)でマニュファクチュアラーズチャンピオンを獲得した翌年の1998年にはWRカーの外観を可能な限り忠実に再現し、2.2Lターボエンジンを搭載したプレミアムモデル「22B-STi Version」を発売。400台という限定された台数に発表と同時にオーダーが殺到しました。