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SUBARUの歴史

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1982年10月 レオーネ4WDターボ
(セダン/ツーリングワゴン)、
レオーネ4WDハードトップRX発売

この時期の世相
東北新幹線、上越新幹線開業
ソニーが世界初のCDプレーヤー「CDP-101」を発売
4WDの高性能化を推進 4WDターボATはセダンとツーリングワゴンに設定され、量産車としては世界初の存在でした。スバル初のターボは、EGI(電子制御燃料噴射装置)との組み合わせで120馬力(グロス値*)を発揮。トランスミッションはオールポジションロックアップATとし、経済性にも配慮したものでした。天候に左右されない高い性能と運転のしやすさを実現、この“高速4WDツアラー”というキャラクターは、後年のレガシィGT系、現在のWRX S4やレヴォーグに継承されていくものとなります。*エンジン単体での測定値
4WDの新たな価値を提案  4WDハードトップRXは、ドライブフィールを重視し、エンジンには、当時では希少なツインキャブを採用。クロスレシオ8MTとして使える4MT+副変速機のデュアルレンジを組み合わせたうえ、後輪LSDを標準装備した走り重視のグレードで、初のハードトップモデルの4WDでもありました。モータースポーツユースを意識し、ほぼノーマルでラリー競技に参戦できるほどのポテンシャルを持ち、サファリ・ラリーや全日本ラリー選手権など多くの国内外ラリーで活躍。それはSUBARU初のコンペティティブな4WDマシンであり、現在のWRX STIにまでつながる存在とも言えます。
 4WDターボATと4WD RXは、悪路走破性だけが4WDのメリットと考えていた人たちに、高速安定性や操る愉しさという4WDの新たな価値を提案した点で、エポックメイキングなクルマでした。
悪路走破性と高速安定性の両立を狙ったハイトコントロール  翌1983年11月には4WDターボにハイトコントロールを採用。油圧で車高を2段階(30㎜)に調整できるシステムで、高速走行時は車高を下げ、悪路走行時は上げることで、4WDの優れた高速安定性と走破性を高レベルでの両立を狙ったものでした。最低地上高は車高を下げた状態で170mmとハイトコントロール採用前のモデルより10mm低く、上げた状態では30mm高い約200mmと明確に差をつけていました。