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SUBARUの歴史

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2014年8月 WRX STI/S4発売

この時期の世相
「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界遺産に認定
日本一の高さのビル、あべのハルカスが開業
Pure Power in Your Control 歴代のWRXシリーズが追求してきたスポーツセダンとしての「絶対的な速さ」と「クルマを操る愉しさ」をさらに高次元で実現することを目指し、「Pure Power in Your Control」というコンセプトのもと開発されたのがWRX STIとWRX S4です。従来、WRXシリーズは、インプレッサの1タイプとしてラインアップされていましたが、2013年からインプレッサのネーミングを外し独立した車種となり、4代目からは専用開発されたモデルとなりました。WRX STI は、2008年以降、SUBARUが毎年挑戦し続けているニュルブルクリンク24時間レースや、全日本ラリー選手権にも参戦しています。
AWDピュアスポーツの最高峰、WRX STI WRX STIは、SUBARUにおけるAWDスポーツの頂点として、高い走行性能を発揮するメカニズムを搭載しています。パワーユニットには、最高出力308PSを誇るEJ20エンジン、内部構造を改良しスムーズなシフトフィールを実現した6MTを採用。駆動にはセンターデフ構造を持つ「マルチモードDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)方式AWD」を採用。当初は機械式+電子制御の差動制限機構でしたが、2017年の大幅改良時に電子制御式である「新電子制御マルチモードDCCD」に進化。また剛性をさらに高めた専用サスペンションをはじめ、シャシー性能も大幅に性能アップ。「走る」「曲がる」「止まる」の性能を極め、WRXシリーズのトップグレードにふさわしい走りを実現しています。
上質な走りと最新技術を融合した、WRX S4 WRX S4は走りのパフォーマンスだけでなく、上質な乗り味や環境性能、先進安全技術を高次元で融合。スポーティな走りをスマートに愉しむ、大人のための一台です。パワーユニットには2.0リッター新世代BOXERに直噴ターボ“DIT”を組み合わせ、300PSという最高出力を発揮。優れた環境性能とも両立しています。トランスミッションには専用設計のスポーツリニアトロニックを採用。また、先進の安全性能としてアイサイト(ver.3)を搭載。さらに、2018年にはSTIとの共同開発によって生み出された「WRX S4 STI Sport」を発売。しなやかな乗り心地と俊敏なハンドリング、高い操縦安定性を実現し、内外装にも専用のデザインを採用。WRX S4の持つポテンシャルを最大限に高めています。
スポーツ性能を磨き上げたスペシャルなWRX STI WRX シリーズでは、様々なスペシャルモデルが多くリリースされました。中でも注目を集めたのがSTIコンプリートカー。2015年、専用チューニングにより最高出力328PSにまで高めたエンジンなど多数の専用装備を搭載した「S207」を発売。限定400台が即日完売となりました。2017年には最高出力329PSを実現した「S208」を発売。こちらは限定450台を抽選で販売しましたが、応募者が2600人を超える高い競争率となりました。さらに、2018年には「TYPE RA-R」を発売。S208と同じ最高出力としつつ、軽量化を図りパワーウェイトレシオを向上。こちらも限定500台が即日完売となりました。
質感と走りの性能を磨き上げたWRX S4の特別仕様車 一方のWRX S4は、イタリアの老舗皮革メーカーMARIO LEVIとコラボレーションした「SporVita」を2015年に発売。上質かつエモーショナルな室内空間を実現したモデルでした。2016年には「WRX S4 tS」を期間限定で発売。「S207」の走りのテクノロジーを継承しつつ、「アイサイト(ver.3)」やアドバンスドセイフティパッケージを装備。最高の走りと最上の安心を融合させた究極のアスリートモデルとして好評を博しました。