SUBARU STAMP RALLY SUBARU A GOGO

home  >  SUBARUの歴史  >  2000年代

SUBARUの歴史

前のページに戻る

2008年5月 究極の“安心と愉しさ”を目指して〜アイサイト〜

この時期の世相
米の投資銀行リーマン・ブラザーズが破綻。世界経済が混乱に陥る
2世代目のiPhone3Gが日本で初めて発売
ADAからアイサイトに 「ADA」はステレオカメラにミリ波レーダーを組み合わせることで、カメラの弱点とされていた夜間や悪天候時の認識能力をカバーしていました。しかしSUBARUの開発チームは、人の目と同じように、高い精度で物体の形と距離を認識できるステレオカメラの性能にまだまだ伸び代があると考え、ステレオカメラ単体での予防安全機能の実現に挑みました。そして2008年、世界で初めてステレオカメラのみでの予防安全機能を実現させた「アイサイト」を4代目レガシィに搭載して市販化したのです。
ver.2への進化 SUBARUはアイサイトの市販化から2年後、さらにこれを進化させた「アイサイト(ver.2)」を5代目レガシィに搭載して市販化。最大の進化ポイントは、減速による被害軽減に留めていたプリクラッシュブレーキの性能を、完全停止による衝突回避を可能にした点(相対速度約30km/h以下の場合)。さらに車両価格を約10万円アップに抑え、高い予防安全性能と現実的な価格設定を両立することで、アイサイト(ver.2)は「ぶつからないクルマ?」のCMもあいまって一気に多くのお客様からの支持を集めました。また、2010~2011日本自動車殿堂カーテクノロジーオブザイヤーや2011年次RJCテクノロジーオブザイヤーなどを受賞しています。
性能を進化させるとともに、グローバルで展開 2014年には、アイサイトはver.3に進化して新型車レヴォーグに搭載。相対速度約50km/h以下までの衝突回避を可能にするとともに、ステレオカメラをカラー画像化。先行車のブレーキランプ点灯なども認識することでよりきめ細やかな制御が可能になりました。またアクティブレーンキープをはじめとする操舵支援機能など新機能も追加。2017年には、高速道路の渋滞時を含む運転負荷を大幅に軽減する「アイサイト・ツーリングアシスト」を実用化。全車速域でアクセル・ブレーキ・ステアリング操作を支援して、渋滞時などあらゆる場面での運転負荷を軽減する機能としました。
アイサイト搭載車は、日本のみならず北米、欧州、豪州、中国などでも販売され、2016年には世界累計販売台数100万台を突破しています。